ホームページとは

ホームページは、もともと「出発点となるページ」を表す言葉です。現在の狭い意味では、Webサイトを開いたときの入口や主要ページを指します。

たとえば、会社案内、商品紹介、お問い合わせという複数のページがあるとします。そのまとまりがWebサイト、一つひとつがWebページ、最初の案内役になるページがホームページです。

日本ではサイト全体も「ホームページ」

日本語では、Webサイト全体を「ホームページ」と呼ぶ使い方も広く定着しています。そのため、日常会話でその用法を直ちに間違いと決めつけることはできません。

ただし、「ホームページを修正してください」では、入口だけなのか、サイト全体なのかが分かりません。範囲を正確に伝えたい場面では、サイト全体を「Webサイト」、個別のページを「Webページ」と呼ぶと明確です。

1991年の利用案内にある意味

1991年のWorldWideWebブラウザの利用案内では、起動時に利用者自身のhome pageを表示し、それがなければシステムのhome pageを表示すると説明されています。W3Cで公開されているハイパーテキストのスタイルガイドも、ブラウザの開始ページと、サーバーの内容を案内する公開ページを区別しています。公開案内ページもhome pageと呼ばれるようになっている、と説明されています。

言葉の意味は利用の広がりとともに変化しました。このサイトでは使用者を取り締まるのではなく、必要なときに意味を区別できるよう、歴史と根拠を整理します。

覚え方

  • Webサイト:建物全体
  • Webページ:建物の各部屋
  • ホームページ:入口・案内所

実際のWebには1ページだけのサイトや動的なアプリもあるため、これは範囲をつかむための比喩です。

「トップページ」と呼んでいたページは?

サイトの入口になるページなら、このサイトではホームページと呼びます。サイト全体はWebサイト、その入口はホームページ。呼び方と範囲を揃えるためです。

ただし、「ホームページの原義=サイトの入口」とまで言うのは正確ではありません。1991年の利用案内で示されていたのは、ブラウザの出発点になる文書でした。サイトの入口という意味は、利用が広がる中で使われるようになった意味です。

また、「トップページは日本にしかない言葉」とは断定できません。Wileyが公開している英語教材の抜粋では、home pageをサイトの主要なページと説明し、階層構造の説明では同じ位置のページをtop pageと表現しています(冊子の14〜15ページ)。

これは英語にも使用例があることを示しますが、日本での呼び方の起源や、英語でどれほど一般的なのかを示すものではありません。

このページの出典

  1. Browsing the web
    MDN Web Docs
  2. 日英統計用語集 ホームページ : HOME PAGE
    政府統計の総合窓口 e-Stat
  3. The WorldWideWeb application on the NeXT — WWW User guide
    World Wide Web Consortium (W3C), historical archive
  4. Style Guide for Online Hypertext — Welcome home?
    World Wide Web Consortium (W3C)
  5. HTML and Web Page Basics — Chapter 1(Wiley公開抜粋)
    Wiley